『春のセンバツ』や『巨人対阪神』の伝統の一戦といった、名勝負の歴史は名古屋・昭和区にあった球場から始まっていたのをご存じですか??
その場所の名前は『山本球場』
いまはもう無くなってしまった、その歴史的な球場を訪れてみました。
センバツ発祥の地・山本球場
名古屋市昭和区の住宅街。中京大中京高校の最寄り駅でもある地下鉄鶴舞線のいりなか駅から急な坂を登っていくと「センバツ発祥の地」と刻まれたモニュメントが現れます。
写真では伝わりづらいですが、めちゃくちゃ急な坂を登っていきます…
マンションの一角に現れるモニュメント
そこには『センバツ発祥の地』と刻まれています。
でも、『センバツ』といえば甲子園球場ではないのか??そんな疑問を持ってしまいます。実は、1924年第1回大会が行われたのは甲子園球場ではなく名古屋のこの山本球場で「第1回全国選抜中等学校野球大会」が行われたのでした。
モニュメントには山本球場の歴史が刻まれています。
歴代の優勝校が刻まれています。2019年の東邦があまり目立ってない…
伝統の一戦も名古屋がはじまりの場所??
実はこの山本球場はプロ野球『巨人対阪神』の初対戦の場所でもあるのです。
さかのぼること80年以上前。
職業野球としてスタートした1936年にトーナメント形式による「連盟結成記念 全日本野球選手権試合」が名古屋で行われました。その大会で巨人対大阪タイガースの試合が行われたそうなのです(試合は8対7で大阪タイガースが勝利したみたい!)。その後、巨人と阪神は「伝統の一戦」として長い歴史の中で名勝負が繰り広げられることになります。
伝統の一戦のはじまりの地が名古屋にあるとは、なんだか不思議な気分です。
このモニュメントがある場所はホームベースがあった位置とのことです。
戦後は国鉄八事球場に名前が変わり、1987年からはJR東海の硬式野球部のグラウンドとして長く使われました。しかし、1990年に閉鎖され、現在はマンションが建っています。
いまは球場の面影はありませんが、この場所から日本野球の歴史が始まっていたと思うと胸が熱くなります。
野球ファン必見?の『山本球場』で当時のことを想像してみるのはいかがでしょうか??
場所はこちらです↓
住所:愛知県名古屋市昭和区滝川町47−76
*住宅街ですのでマナーを守り訪れてくださいね。
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